美容師魂

初めていく美容室というのは、とても緊張するものです。
特に、どういう美容師さんがいるのだろう、カットは上手なのかと心配になってしまいます。
安い美容院であれば、余り気に入らなくても安いとこんなもんかと諦めてしまいがちです。
でも、ある程度の金額を支払うからには、ほぼ納得いくヘアスタイルにしてもらいたいものです。
そう思って、地元の美容院へ行きました。
家から歩いて8分位のところでしょう。
夫婦二人で営む小さな病院です。
とても雰囲気は良いのですが、そのこの美容師さんはとても厳しいのです。
どんなヘアスタイルがいいですかというから、ヘアカタログでこんな感じというと、それに合わないから良した方が良いときっぱりと言います。
始めは驚きました。
普通は客の要望に応えてヘアカットをしていくのではないかと思っていたから、ここまではっきりと言うとは驚きです。
なので、どうしたら良いのかと迷っていたら、美容師さんがヘアカタログを数枚めくりだして、こんな感じならどうと尋ねてきます。
頭をかしげていると、なら選んでいてと放り出してしまうほどです。
で、ある程度時間がたつと決まったと訪ねてきます。
カタログのヘアスタイルを選ぶと、うんそれなら似合うよ、といいってさっそくカットをしだしたのです。
結果、自分に似合うヘアスタイルになりました。
其の美容師さんから言わせば、似合うヘアスタイルにしなかったら後々後悔するからということでした。
美容師魂を感じる人でした。